★毎月出題する課題に対して、金森が回答をしております【第2回冒頭】
第一回目の営業講座いかがでしたでしょうか?
マーケティングを市場調査のことと思っていた方にとっては、マーケティングの全体像を第一回目で概観したことで視野が広がったことと思います。
営業講座事務局に寄せられた声で、一番おおかったのが、「業務や会社(まだ独立されていない方もいらっしゃいます)の合間に1ヶ月に1冊の書籍を頭に入れるのはきつい」という声でした。
物事を理解するのに、完全に1回で頭に入れようとしても、なかなか難しいことがありますよね。
そんなときには、一度で理解する必要はありません。
ある本で、全体像をつかんだ際にわからない部分があるとおもいます。そのわからない部分はそのままにしておいて、次々に新しい本を読んでいって、わからないことを人に聞いてみたり、セミナーなどで話てみたりすれば、ばらばらに頭にはいっていた事柄が、ある瞬間からひとつにつながることがあります。
ただ、ここは自分がまだ理解していないんだなと覚えておくことで十分なのです。
ここで、理解しただけで終わるのが「お勉強」。
商売は、実践してナンボの世界ですから、本などで得た知識は早速試す必要があります。
傷つき→気づき→築く
最初、本で理解した事柄であっても、実際にやってみると、なかなかうまくいかないものです。
そこで、失敗して、傷つくわけですね。
「この本に書いてあることは、本当なのだろうか?」とか
「自分のやり方が間違っているのだろうか」とか
うまくいかないことについての挫折感を味わうわけです。
ここでは、目の前の失敗から逃避するのではなく、責任を他人に転嫁するのではなく、自分の失敗を味わいながら傷つけばいいのです。
そのあとで、気づく。
「そうか!自分のやり方のここが悪かったんだ」
「うまくいったケースと、自分の場合この前提が違ってるんだ。だから、ここを変更すればいい」
など、何らかの気づきがでてくる。
そのときに、「傷つき」→「気づき」というプロセスを行きつ戻りつする間に、いつか失敗の蓄積が知らず知らずのうちにノウハウに変わっている。
お客さんに提供するサービスの一環として、「失敗事例集」なんか、最高の贈り物だとおもいます。
それが高額の商品であったり、高額のサービスであればあるほど、お客さんは失敗を恐れます。一度失敗したら、それが回復不可能な致命傷になるかもしれないからです。
最近、僕は賃貸事業用の不動産をいろいろと見ているんですが、本を何冊読んでも、机上計算は成り立つはずだけど不確定要因が多かったりします。
空室リスクはどのように解消したらいいのか?
不動産価格の下落リスクはインカムゲインでカバーできるのか?
金利の上昇リスクはどのようにヘッジしていけばいいのか?
同じ物件、同じ場所で同じ金利情勢、銀行の融資状況などということはありえませんし、すべて個別です。
また、投資金額も億単位になります。
そうすると、失敗したら致命傷になりかねませんよね。
そうなると、人間の行動というのはみんな同じです。
本を読んだり、資料を取り寄せたり、インターネットで調べたり、とにかく必要な情報はどんどん集めていきます。
その過程で小冊子があれば、取り寄せますし、「失敗しないアパート経営」なんてメルマガがありましたら、購読もします。
売買業者と会って話を聞いたり、銀行の話を聞いたり、とにかく失敗のリスクを最小限に減らそうとします。
こんなときに、「あったらいいな〜」と、心から思うのは失敗事例集です。書籍をみても、大成功するビル経営なんてものは、たくさん出てます。でも、大成功するパターンはそれほどバリエーションはないんですね。ところが、失敗するパターンは千差万別。
となると、失敗事例をあつめたら、お客さんはとても興味を持つと思います。 |